~“小規模多機能型居宅介護事業”って知っていますか~

みなさんは、小規模多機能型居宅介護事業所という介護保険のサービスがあることを知っていますか。

平成18年から介護保険に加わったサービスです。その前身の考え方は、福岡では平成3年(1991年)に始まった「宅老所よりあい」の取り組みにあります。

その理念は、高齢者の方が「認知症になっても住み慣れた地域で普通に暮らしたい。」という願いを実現する取り組みとして、小規模多機能型居宅介護事業所の特徴にもつながるものですが、その人の必要性に応じて“通い”、“お泊り”、“訪問”といったサービスを提供していたのが始まりです。

具体的には、認知症などの高齢者が長く在宅で暮らし続けていけるようにその人のニーズに合わせてケアプランを立てて、介護保険サービスとして提供しようとするものです。

また、小規模多機能型居宅介護事業所は、地域密着型というサービス種類の範囲にあり、他にグループホームや小規模定員の特別養護老人ホームなどがあります。地域密着型のサービス事業所では、2か月毎に事業所の職員や利用者やその家族、地域の町内会長や民生委員さんなどが委員として参加する運営推進会議が開催し、施設・事業所運営に利用者や地域の声を反映する仕組みがあるなどの特徴があり、地域福祉を進めていく上でも大きな役割をもっていると考えます。

 東区には現在、8か所の小規模多機能型居宅介護事業所があり、平成25年1月から連絡会を立ち上げられ、ケアの質の向上のため勉強会などを実施され、東区社協もその会議に参加しています。

その会議の中で、小規模多機能型居宅介護事業所の職員で認知症の理解を進めるための劇を披露する劇団を作ることになりました。そのお披露目が2月6日(木)に東区箱崎にある小規模多機能ホームのどかの運営推進会議の後にありました。各小規模多機能型居宅介護事業所からほぼ2名ずつの職員が出られ、東区役所地域福祉保健課の相談・支援係の職員も協力し、他都市などの地域劇団のシナリオなども参考にしながらオリジナルのシナリオを作成し、月に数回ずつ練習を重ね、衣装も自前で準備するなど、その情熱も熱いものがあり、認知症の講座等での上演など地域との連携が期待されます

また、2月14日(金)には同じく東区小規模連絡会と東区保健福祉センターの共催により、「認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けたい!支えたい!」をテーマにシンポジウムが開催されました。内容は、在宅医やケアマネジャーの立場から小規模多機能ホームのメリットを事例等含めて話された後、各事業所の特徴を大きく4つの事例に合わせての紹介があり、夜にもかかわらず100名ほど参加された高齢者の在宅生活を支える医療機関や介護事業所、地域包括支援センターなどの関係者にとっても参考になる取り組みだと感じました。

社会福祉協議会は、地域福祉を推進するにあたり、地域福祉活動と社会資源のネットワークを構築することが求められていますが、このような独自の取り組みにも積極的に関わっていきたいと考えています。(U)

 東区小規模多機能連絡会の事業所と連絡先電話

●小規模多機能ホーム アソシエ和白     電話 092-608-6111

●小規模多機能ホーム いやしの宮前     電話 092-673-6432

●小規模多機能ホーム トリニテ松崎     電話 092-663-0501

●小規模多機能ホーム のどか        電話 092-651-5528

●小規模多機能居宅介護 花うさぎ千早    電話 092-674-1805

●ハーモニー香椎下原            電話 092-674-1222

●小規模多機能ホーム みんなの家青葉の里  電話 092-405-2333

●小規模多機能ホーム みんなの家三苫駅前  電話 092-410-7227